少年のころに憧れた西部劇。
ガンマンたちが装着していた革製品に惹かれて独学で学び、建築士から転身した人がいます。
それが今回9月11日に放送される『人生の楽園』に出演する矢内昌巳さんです。
矢内昌巳さんのウェスタンな革製品を中心に応援する家族や工房について調べて見ました。
矢内昌巳さんのプロフィールと経歴や家族
名前…矢内昌巳(やないまさみ)
年齢…61歳
出身地…埼玉県所沢市
血液型…AB型
職業…革製品の制作販売・修理・リペア・リメイクを行い、皮教室レザークラフト体験を開いている『LEATHER工房YANAI』代表
矢内さんの家族について
矢内さんは30歳の時に社員旅行に行った先で奥さんのジエラさんに出会います。
ジエラさんはフィリピンから来日していた歌手でエキゾチックの歌声と美しい顔立ちに、矢内さんは一目ぼれしてしまったんです。
9歳年下のジエラさんに猛烈にアタックする矢内さん。
ついにジエラさんも根負け。
それから3年の交際期間を経て結婚します。
3人のお子さんにも恵まれ、長女・えくぼさんは今、ジャズダンスインストラクターを辞め、矢内さんの後を追ってレザークラフトを猛勉強中です。
また、えくぼさんにはお子さんがいらっしゃるようなので、矢内さんはおじいちゃんでもあるんですね。
矢内さんはもともとは建築士さんだった
子どものころからの夢だったウェスタン。
独学でレザークラフトを学びますが、矢内さんの実家は工務店。
ご両親に説得され、いったんは家業を継ぐべく建築士になります。
しかし、結婚して子どもが生まれ、その子どもたちが育ちあがったのを見て、革職人になりたかった夢を思い出します。
建築士として働きながら、レザークラフトを再び学び、55歳の時に自宅の一階をアトリエにして『LEATHER工房YANAI』をオープンしました。
2015年の時です。
工務店をしていた矢内さんのご両親の今
なんと、矢内さんのご両親は農業がしたいと25年前に田舎に移住。
今も農作業をしながら自然に囲まれて生活しています。
矢内さんの、いくつになっても、夢を諦めずにチャレンジする気持ちはこのご両親譲りなのかもしれませんね。
『LEATHER工房YANAI』
矢内さんの革製品は1800年代のアメリカの馬具職人が広めたとされる“カービング”
カービングとは彫刻技法のことで、スーベルカッターという道具や刻印で植物などの絵を描いて、顔料で絵を浮かび上がらせるものです。
矢内さんの作品の一番の愛用者は奥様のジエラさんだそうです。
仲がいいですね。
『LEATHER工房YANAI』の場所とオリジナル制作
西武池袋線西所沢駅から徒歩4分にある『LEATHER工房YANAI』は皮製品なら大きなものから小さなものまでなんでもおまかせ。
ランドセルのふたの部分を使ってパスケースなども作ってくれるので、小学校の頃の思い出を違う形にして残しておけます。
また、矢内さんは愛犬飼育士の資格を取るほどの犬好きで、首輪やリードも革製品で作っています。
使う人に合わせて、使いごごちとデザインの両方をかなえてくれるというから魅力的です。
〒359‐1142 埼玉県所沢市上新井2-1-11
電話番号 04‐2928-0066/090-5041-4009
http://leather-yanai.com
営業時間 10:00~20:00
火曜日定休
革製品の自販機があります
以前、TV番組「所さんのそこんトコロ」で紹介されたことがある『LEATHER工房YANAI』の革製品自販機。
革製品を作った後の残りの皮で制作したものなので、500円くらいからでお求めしやすいようになっています。
ネームプレートやカーケースなどが小瓶に入ってオシャレに売ってます。
残りの皮を使っていると言っても、制作時間は3時間以上はかかっている商品ですから激安です。
ちょっと、買ってみたいですね。
もちろん通販もできます
『LEATHER工房YANAI』には公式通販サイトもありますので、なかなか所沢市までいけない方は利用するといいと思います。
革製品の修理も依頼できます。
レザークラフト教室とオンライン教室
革製品を購入するだけでなく、レザークラフトの素晴らしさを体験してほしいと『LEATHER工房YANAI』では教室を開いています。
でも、昨今の状況では集まって制作するのは抵抗のある方も多いはずですよね。
『LEATHER工房YANAI』はそんな方に応じてネットでレザークラフトの教室を行っています。
たくさんの人にレザークラフトの魅力を伝えたいと願っている矢内さんの思いがわかります。
矢内昌巳さんまとめ
少年の頃憧れた西部劇の革製品。
その夢を諦めずにレザークラフトを学んだ矢内さんは、矢内さんと矢内さんの革製品をこよなく愛する奥様のジエラさんとともに『LEATHER工房YANAI』を経営。
今は、娘のえくぼさんも矢内さんと一緒に革職人として働いています。
もと設計士の経験を生かして、使う人に合わせた作品作りは評判です。
作品作りだけでなく、レザークラフトの魅力を伝えている矢内さんは、ご自身が作った革製品のように、使い込めば使い込むほど味の出る革職人さんでした。
今後の更なるご活躍をお祈りしています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。