クラウドファンディングで400万円を稼ぎ、自分が欲しかった元素カルタを作ってしまった少年がいます。
それが、今回、「レべチな人、見つけた」で紹介されたリ・レウォンくん。
今、小学校6年生であるレウォンくんの才能をいち早く見つけ、側で支えているのは、もちろんお母さんです。
子育ては環境が全て。
これは、現在、教育や保育に関わっていらっしゃる方なら大きくうなづくところだと思います。
そこで、レウォンくんを取り巻く環境とお母さんの子育てにスポットを当てて見ました。
リ・レウォンくんのプロフィールと育ち
レウォンくんは東京都小金井市に住む、小学校6年生の男の子です。
通っている小学校は小金井市立東小学校。
これだけ、聞くと「普通の男の子」です。
しかも、小さなころから、個性的でお母さんから離れることができませんでした。
集団で遊ぶより、一人で木の実を探して拾ったり石を集めることが好き。
保育に関わったことのある方なら、ちょっと育ちを見守る必要があると思ったかもしれませんね。
レウォンくんの通った保育園
ここで、レウォンくんの通っていた保育園に視点を当ててみました。
レウォンくんの通っていた「社会福祉法人友好会こむぎほいくえん」は民間の認可保育園ですが、しっかりとした理念をお持ちで、個性を大切に育ててくれるようです。
レウォンくんが小さなころから造形が好きだったというのも、こむぎほいくえんさんの保育方針から生まれ出たものかもしれません。
園の「へこたれない子どもをつくる」って方針、素敵だなぁ。
認可保育園ですから、入園しているということはレウォンくんのお母さんは働いていると思われます。
入園をするときに、きっとレウォンくんにあった保育園を探されたのではないでしょうか?
「三つ子の魂百までも」と言います。就学までって大切です。
個性を理解してくれる場所を探す
レウォンくんのお母さんの素晴らしいところは「レウォンくんに合ったところを探す」努力をされているところです。
個性と才能は紙一重な部分があって、適切な環境を用意することで子どもが十分にその力を発揮できるようになります。
「表面的なことよりも内面的、本質的なことを大切にしたい」
そんな、お母さんの子育てがレウォンくんの個性を最大限に生かせるようになったのでしょう。
これが「みんなちがってみんないい」ということばの本質なんですよね。
それでも、レールに乗らないでいると親としては心配な部分がたくさん出てきたと思います。
レウォンくんをしっかりと見守り、信じてきたお母さんは本当に素敵です。
探究学舎って何だろう?
もう一つ、レウォンくんの個性を生かすためにお母さんが選んだのが「探究学舎」
ここは、『受験も勉強も教えない教室』として東京都三鷹市に宝槻康伸さんという方が設立した学び舎です。
子どもの興味を持っていることを最大限に生かして探究心を育てるところといったほうがいいでしょうか。
国の方針も「自己肯定感」をはぐくむ教育と教育指針や保育指針は改訂されていますが、今までの教育の在り方や社会のレールの上では、なかなか大きく舵を切ることが難しく、公的な現場では限りがあるのが事実です。
ここの創設者の宝槻さんも「教育に革新を起こす」と言っていますので、そんな教育界への挑戦をされていると思われます。
かなり大人気のところなので興味のある方は公式サイトから覗いてみてはいかがでしょうか?
元素カルタ販売「rewon」
レウォンくんの元素カルタを販売しているのは「rewon」というレウォンくんの公式サイトです。
この、元素カルタを販売するにあたって、元素記号についてやデザインについて、また、サイトでの販売についてもレウォンくんが自ら学び、実践したのです。
「好きこそものの上手なれ」とは言いますが、小学校4年生の時に出したというからスゴイ‼
シンプルできれいなカードです。
レウォンくんはこのカードで未来のノーベル物理学賞を取るような人が出てほしいと願っています。
全部で300枚5550円。ポスターは1600円。
東京大学CASTの監修です。
レウォンくんマトメ
レべチな人に紹介されるリ・レウォンくんは、その持って生まれた個性を尊重し伸ばしてくれる場所を探して、子育てを行ってきたお母さんこそがレべチな人でした。
子育てに正解はないと言いますが、レウォンくんを見ていると、やはり、子どもは環境がその一生を左右すると言ってもいいと思います。
レウォンくんに合っているからと言って誰にでも、レウォンくんのお母さんの子育てがあっているとは思いません。
しかし、レウォンくんの個性をしっかりと理解し信じて、深い愛情をもって育てているレウォンくんのお母さんの姿勢は素晴らしいものです。
今後も、レウォンくんが自分の興味のあることで才能をグングン伸ばしていくことを期待しています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。