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玉井陸斗(飛び込み)14歳スーパー中学生の経歴やプロフィールを徹底解説

日本男子高飛び込みのニューヒーロー。

それが中学生の玉井陸斗選手。

鍛え抜かれたその肉体からはとても中学生には思えません。

そんな、玉井選手の経歴とプロフィールをお伝えします。

玉井陸斗選手のプロフィール

氏名…玉井陸斗(たまいりくと)

生年月日…2006年9月11日生まれ(2021年7月現在15歳)

出身…兵庫県宝塚市

身長…155cm

体重…50㎏

家族…両親と兄の4人

宝塚市立高司中学校在学中。

所属…JSS宝塚スイミングスクール

好物…牛タン

趣味…ゲーム

好きな言葉…努力

好きな科目…社会科

苦手な科目…数学

好きな芸能人…広瀬すず

ニックネーム…たまちゃん

※名前に込められた両親の思い⇒大陸のように大きく広い心を持つ子どもに育ってほしい。

中学生なのにスゴイ経歴

玉井選手が水泳を始めたのは3歳。

飛び込みを始めたのは小学校1年生で、多くの飛び込みの選手を育てた馬淵崇英コーチに師事します。

  • 2019年4月⇒日本室内選手権飛び込み競技大会…史上最年少優勝(12歳7か月)
  • 2019年7月⇒世界選手権は年齢制限のため出場できなかった。
  • 2019年9月⇒日本選手権…世界選手権4位相当の498・58点で優勝
  • 2020年⇒日本選手権…リオデジャネイロオリンピック3位相当の528・80点
  • 2021年⇒ワールドカップ…決勝8位

14歳にしてこの成績!素晴らしいですね。

馬淵崇英(まぶちすうえい)コーチについて

玉井選手を指導している馬淵コーチは30年前に飛び込み王国である中国から来日。

厳しい熱血指導で何人ものオリンピック選手を育ててきました。

宙づり練習「スパッテング」

馬淵コーチが玉井選手にさせているのは空中姿勢を訓練するための「スパッテング」という練習です。

これは選手をロープで縛って宙づりにするもの。

踏切から入水までの空中演技の感覚をつかむのだそうです。

まずは陸の上でしっかりと空中の感覚をつかみ、フォームを完成させてから、プールでできるかを確認するということです。

高飛び込みで高得点を出すには、つま先までそろった美しい姿勢と難しい技が重要なのです。

1日平均4時間。休日は8時間。

これは玉井選手の練習している時間です。

スーパー中学生は努力もスーパーです。

美しい空中姿勢はシックスパックの腹筋から

玉井選手の演技の特徴は「高速回転によって、遠心力がかかっても体の軸がぶれずに入水できる空中姿勢の美しさ」

155cmの体のどこにそんなパワーがやどっているのでしょうか?

馬淵コーチによると「体幹が考えられないほどしまっていること、その体感を体の真ん中で固定するための並外れた強い腹筋」があるからだそうです。

玉井選手の腹筋のつき方は「異常。あり得ない。」レベルの物なのです。

玉井選手によると小学生のころからスイミングスクールの壁に設置された棒にぶら下がって、足を頭の上まで上げるトレーニングを繰り返していたから腹筋がしまってきたのだと言います。

高飛び込み高難度3.7の「109C」

「109C」前宙返り4回転半抱え型。

助走しながら高く飛びあがり、膝を抱えて4回転半をする大技なのですが、玉井選手はこれをノースプラッシュ(入水時に水しぶきをあげない)にします。

馬淵コーチによると2020東京オリンピックで、玉井選手がメダルを獲得するためには、この技の完成度を高めることが不可欠だと言います。

難易度の高い技・姿勢の美しさの両方を完璧にしないとメダルは取れないからです。

その他にも5255B (後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型・6245D (逆立ち後ろ宙返り2回2回半ひねり)といった大技が得意ということです。

玉井選手は「530点台をめざしたい。」と抱負を語っています。

オリンピックの飛び込みで初のメダリストに

競泳では強い日本も残念ながら飛び込みでは、まだ、メダルを取った選手はいません。

玉井選手の高飛び込みは10メートルの高さから飛び込む勇気のいる種目です。

それをいろいろな技を入れて、6回繰り返し、その総合点で順位が決まります。

玉井選手は「自分がオリンピックでメダル争いができたらいいなと思います。塗り替えられる記録は塗り替えたい。」と言います。

これからも可能性は無限大の玉井選手ですが、ぜひ、2020東京オリンピック男子高飛び込み日本人初のメダリストになってほしいですね。

ガンバレ!玉井選手。

最後まで読んでくださってありがとうございました。