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若衆会・ススキ提灯(鴨都波神社)のパフォーマンスは神様公認

お祭り男・宮川大輔さんが参加した「ススキ提灯献灯行事」のパフォーマンス。

古代から水田が行われていた奈良県御所市の葛城山麓に伝わる鴨都波神社の夏祭りと秋祭りの中のひとつです。

二間半(約4.5m)の竹製の支柱の横木を通して、上段2張・中段4張・下段4張。計10張の高提灯を吊るした「ススキ提灯」約15㎏を鴨都波神社に奉納します。

奉納の見せ場は

この、15㎏にも及ぶ「ススキ提灯」の最大の見せ場は夜の闇にほの暗く幻想的に照らされた提灯を使ってのパフォーマンスです。

見ているだけで、ドキドキする「ススキ提灯」のパフォーマンスと活躍する「若衆会」について調べて見ました。

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「ススキ提灯」は御所市に160本

実は、「ススキ提灯」は上鴨社・中鴨社そして下鴨社「鴨都波神社」の三つの神社と御所市の24の神社で行われています。

そのため下鴨社「鴨都波神社」の「ススキ提灯」は30基ですが、本当は全部で160基ほどあるのだそうです。

また、どれも、

  • 五穀豊穣
  • 家内安全
  • 無病息災

を、祈願してのものです。

しかし、神事であり奉納するものという考え方から、下鴨社「鴨都波神社」の「ススキ提灯以外は静かに運ばれます。

では、なぜ、下鴨社「鴨都波神社」の「ススキ提灯」はパフォーマンスを行うようになったのでしょうか?



担ぎ手がいない‼

飛鳥時代より古くから、葛城山麓に鎮座される「鴨都波神社」ですが、お祭りが始まったのは江戸時代中期と言われています。

稲作文化の日本では全国に豊作を願ったお祭りがありますが、ここ「鴨都波神社」の「ススキ提灯」もお百姓さんたちが氏神様に豊作のお願いとお礼を込めて始めました。

しかし、時代の移り変わりとともに地域に神輿を担ぐ若い人が少なくなります。

そのために一時期は担ぐのではなく、台車に乗せていたそうです。

全国的にも、氏神様への神輿の奉納はお金がかかったり担う若い人が集まらなかったりしてお祭り自体をしなくなっている神社も多くなってきたそうです。

何だか、さみしいお話ですね。

神社に眠る800㎏の大きな神輿

鴨都波神社も例外ではなく、今から30年ほど前は大切なお祭りもさびれていました。

しかし25年ほど前に「鴨都波神社」に長い時間眠っていた800㎏にもなる大きな神輿があることを御所市出身の若者が知ることになります。

この、800㎏もの神輿は、奈良県最重量級の神輿であることから、このまま埋もれさせてはいけないと有志が集まり「鴨都波神社」のお祭りに担ぎました。

以来、正式に「鴨都波神社」のお祭りで担がれています。

町おこしをお祭りで!

この、800㎏の大きな神輿の登場で、お祭りでの町おこしが始まります。

もともと、「鴨都波神社」は由緒ある歴史の長い神社。

年間の神事もたくさんあります。

その神事に参加して祭りの中心を担う役割として結成されたのが「若衆会」です。

鴨都波神社の若衆会とは?

「若衆会」は平成5年に御所市をお祭りで盛り上げようと結成されました。

現在(2021年)18歳~50歳のお祭りが大好きで、町おこしに参加したい男女が参加しています。

提灯衆の発足

提灯衆とは若衆会の中で、提灯のパフォーマンスを行う人たちのことです。

結成は平成10年。

この結成を機に、毎年、夏季大祭と秋季大祭で「ススキ提灯」のパフォーマンスが行われるようになりました。

「ススキ提灯」のパフォーマンスを盛り上げる「太鼓衆」もあり、太鼓の音が祭りをさらに盛り上げています。

私も地元は太鼓のお祭りなので、この太鼓の音を聞くと「夏が来たなぁ」と感じ、わくわくします。

ススキ提灯のパフォーマンスはおよそ20

暗闇の灯されて幻想的なススキ提灯が、大きく回ったり倒されては起き上がったり。

果ては飛んでいったりと提灯が勇壮に舞います。

このススキ提灯の技はおよそ20。

すべて提灯衆の皆さんが考えて、作り上げてきたものです。

  • 縦回転
  • 大車輪
  • 片手投げ
  • 交差投げ
  • ジャイアントスイング
  • 連続投げ
  • 高速回転
  • 肩乗せ
  • 額乗せ…などです。

15㎏もの重さですから、途中で「ススキ提灯」の演技手が変わっているのですが、その交代の仕方も見ごたえがあります。



鴨都波神社の公認のワケ

本来、静かに厳粛な雰囲気の中で「ススキ提灯」を奉納する神事であったことを先ほどお伝えしました。

しかし素敵なことに、この「ススキ提灯」のパフォーマンスは「鴨都波神社」公認です。

「神様は賑やかなお祭りが好きなので、このようなパフォーマンスは喜ばれるはず」というのが鴨都波神社の見解だそうです。

氏子である地域の人たちが、町おこしのために始めたことを、鴨都波神社の神様も応援してくださっているのですね。

何だか、これこそが本当の地域活性化の見本のような気がします。

ススキ提灯のパフォーマンスと若衆会マトメ

奈良県御所市の鴨都波神社の「ススキ提灯」のパフォーマンスは、地域活性化のために地元の若者が集まって平成5年に結成された「若衆会」が中心になって行われています。

若衆会の中でも平成10年に結成された提灯衆と呼ばれるグループが「ススキ提灯」のパフォーマンスを行っています。

技はおよそ20。全て提灯衆の皆さんが考えて引き継いできたものです。

その提灯衆を盛り上げるのは太鼓衆。

「ススキ提灯」のパフォーマンスは鴨都波神社の公認です。

現在はお祭りも開催することが難しいですが、これからも伝統と町おこしの両方を、皆さんの力で守り続けていってください。

応援しています。

最後まで読んでくださってありがとうございました。