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白輪剛史(爬虫類研究家)経歴や出身高校などを徹底調査

横浜市のアパートでのアミメニシキヘビの脱走は本当にヒヤッとする出来事でした。

令和3年5月22日午後4時47分ごろに発見捕獲のニュースがあったときは「ホッ。」としましたね。

アミメニシキヘビと言えば毒こそ持っていないもののアナコンダなどと並んで大きな蛇の一種。

警察の必死の捜査でも見つからなかったアミメニシキヘビを「まだ、アパートの内部に潜んでいるのではないか」と見事に推測。

自らアパートの誕生裏に入り込み、アミメニシキヘビの頭をつかんで抱きかかえるようにして屋根裏の鉄骨から引きはがして捕獲。

アミメニシキヘビを捕まえるべくして捕まえた白輪剛史さんを徹底調査してみました。

白輪剛史さんプロフィール

氏名…白輪剛史(しらわ つよし)

生年月日…1969年2月1日生まれ(令和3年7月現在52歳)

出身…静岡県静岡市駿河区

出身高校…静岡県立静岡農業高等学校

職業…動物商・爬虫類研究家・iZoo園長・KawaZoo館長・日本爬虫類両生類協会理事長・作家

ちなみに、Facebookには独身と記載されています。

素晴らしい経歴の持ち主

  • 1986年~1987年⇒TBS「わくわく動物ランド」に爬虫類好きの高校生として出演。
  • 1986年⇒ノギハラバシリスクの繁殖に日本で初成功する。
  • 1995年⇒レップジャパン代表取締役。
  • 2002年~⇒日本最大級爬虫類イベント「ジャパンレプタイルズショー」開催。
  • 2012年4月~⇒伊豆アンディランド館長(亀族館)就任。
  • 2012年12月⇒伊豆アンディランドをリニューアル。体験型動物園iZoo(イズ―)オープン。園長就任。
  • 2016年7月⇒一般社団法人日本爬虫類両生類協会JPRAS活動開始。理事長就任。

ビジネスセンス抜群

中学生のころから大好きなトカゲなどの爬虫類を仕入れては人に売っていたと言います。

高校卒業後はタイで爬虫類を仕入れて日本で販売。

どうして、タイかというと日本で10万円の亀がたいでは3000円で売られていると知ったからだそうです。

そうして、18歳の時の年商がなんと3000万円。

伊豆アンディランドはもともと1万9000人ほどの集客力だったのにiZooになった時には12万人。

大好きな動物でのビジネスセンスは抜群のようです。

コガネオオトカゲも捕獲

今回のアミメニシキヘビを捕獲した以前にも、やはりアパートで飼われていて脱走したコガネオオトカゲを捕獲したことがあるようです。

2017年5月28日に静岡市葵区のアパートから逃げ出したコガネオオトカゲを6月7日に葵区のシイタケ農園のビニールハウスの上で発見、捕獲したそうです。

この時も「寒さをしのいで暖かい場所にいる可能性がある。」と見事な推理でコガネオオトカゲのいる場所を推測したのだとか。

大好きな動物のビジネスで逮捕歴3回

  1. 1989年⇒シロテナガザル・ベンガルヤマネコの密輸で関税法違反。
  2. 1991年⇒マツカサトカゲ密輸で逮捕。(オーストラリア)
  3. 2005年⇒マレーガビアルの不正登録で逮捕。

以上3回が白輪剛史さんの逮捕歴です。

白輪剛史さんの持っているレップジャパンは新種や珍種、希少種などの動物や爬虫類を輸入販売する会社ですが、この会社を始める前から生き物がらみの逮捕が2回もあったんですね。

現在ではこのことを「深く反省」しているのだそうです。良かったです。

作家としての一面

アフリカライオンの子ども…45万円、リスざる…30万円、ゾウ…3000万円、アミメキリン…350万円、西ローランドゴリラ…8000万円、シャチ…1億円。

これは、白輪剛史さんの著書『動物の値段』に書かれている動物たちの値段です。

白輪剛史さんが動物商として、輸入禁止になっている動物たちを中心に動物が取引されている金額を明かしています。

また、動物を飼育することの困難さを体験を交えて書き、「やっぱり、動物園や自然下で観察しましょうね。」とおっしゃっています。

動物商だからできること

白輪剛史さんは、「動物保護団体から動物商は非難されるが、動物商は動物が絶滅したなら死活問題であり、保護団体よりも真剣に動物保護を考えている。」と言います。

「保護団体は人員不足で絶滅危惧種への対応ができかね、保護に失敗して個体数の減少を招くことがあると聞く。」

「動物商は絶滅危惧種の生態を熟知しており、動物商が保護した方が良い。」

と、する主旨を述べています。

白輪剛史さんは動物商が絶滅危惧種の保護をするべきだとお考えのようです。

また、この考えから、動物保護団体に何度も対話を呼び掛けているけれど断られ続けているのだとか。

白輪剛史さんまとめ

アミメニシキヘビを見事に捕獲した白輪剛史さんは爬虫類や動物をこよなく愛する専門家でした。

密輸等で過去に3回の逮捕歴はありますが、深く反省し、動物商としての立場から、絶滅危惧種を救おうとしている人でもあります。

また、『ワシントン条約』に記されている絶滅危惧種でさえ本当はお金で取引ができることをご自身の書いた本で世間に知らせていました。

考え方、捉え方、そしてそれぞれの立場というのを思ったとき、互いが相容れることは難しいのかもしれませんが、いつの日か動物商が保護団体の方々と手を携え、この地球に生きる動物たちのために活躍できる時が来るといいですね。