あまりの過酷さに、我らがお祭り男・宮川大輔さんも海から飛び出してしまった‼
そんな、真冬の北海道で来年192回目を迎える佐女川神社の「寒中みそぎ祭り」
「寒中みそぎ祭り」は豊漁豊作を祈願して、4人の若者が佐女川神社のご神体を津軽の海で清める神事です。
(✿✪‿✪。)ノ♡こんにちわ‼JOYです。
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今回は宮川大輔さんが挑戦した佐女川神社の「寒中みそぎ祭り」で、最も大切な役目を担っている『行修者』の若者4人の役割やどんな神事を行っているのかを調べて見ました。




190年以上続いた伝統あるお祭り
1831年に神社守が見た夢のお告げから始まった「寒中みそぎ祭り」は、2021年で191回目を済ませました。
昨今の状況から、佐女川神社の氏子総代会は中止を考えていましたが、行修者を務める若者たちから「ご神体を清めさせてほしい」と熱望を受け、
期間を短くしたりや境内での神事のみにしたり、工夫をされて伝統を繋げていきました。
やはり、どうにかして代々受け継がれてきたものを大事に守っていきたいという思いは大切ですね。
こんな状態にあるからこそ、『厄除け』としても、地域の皆さんを元気づけるために行いたかったのでしょう。
行修者とは、何?
行修者とは、「寒中みそぎ祭り」において、いのちの祈りを神様に捧げ、ご神体を海で清める役割を担った若者のことです。
宮司さんが祝詞をあげる中、白装束の4人の若者が神前に神事に入る報告を行うことから始まります。
まずは、極寒のなかでみそぎをして体と心を清め、鍛錬を積みます。
白装束から下帯姿になり、昼夜問わずに「水ごり」を行います。
雪の積もった境内で次々とかけられる水。
一般に見学できる範囲では「水ごり」は終わりません。
寒さで震えている間は以前に修行者を務めた先輩方からのOKはでないのです。
ここで、4年目の別当と初めての弁財天では顔つきから違うと言います。
なんにしても、経験って差が出るものなんですね。
4人の修行者の4年間の務め
4人の若者はそれぞれ
別当・稲荷・山の神・弁財天のご神体を預かります。
一度、修行者に選ばれると4年間続けなければなりません。
弁財天⇒山の神⇒稲荷⇒別当の順に受け持って4年間です。
別当はリーダー的な役割があって、一人で「水ごり」に挑むことがあるのだそうです。
また、この修行者は穢れがあってはいけないので、修行者を行う4年間は結婚もできないそうです。
まぁ、弁財天さんの巳の日に結婚は避けた方がいいと言われる神様ですから、そこのところは厳しいのでしょうね。
修行者は20歳前後の志願者
気温が零下になる冬の北海道で水を被って体を清め、海に入ってご神体を清めるお祭りの担い手は20歳前後の若者で穢れがないこと、と、決められています。
佐女川神社の宮司である野村さんはインタビューで
「こんなに厳しい神事なのに、志願者がいなかったことがない」と答えていました。
人口がわずか6000人の町で素晴らしいことだと思います。
小さなころから「みそぎ祭り」を身近で見てきて、大きくなったら自分の挑戦するのだと思って育つのでしょうね。
凛としたきりっとした表情で
人が見守る神事の前から、修行者の「水ごり」は始まっています。
自分と向き合い、自分で納得いくまで水を被るのだそうです。
3度の水ごり
数えきれないほどの水を被るのですが、神事としての「水ごり」は3度。
1度目は背後から他の修行者が手桶でかけ、2度目は自ら水をかけ、3度目は頭の上から少しずつ水がかけられる。
1度ずつ、本殿と水場を行ったり来たりします。
「みそぎ祭り」に詳しい地元の人は3度目の少しずつかけられる水の冷たさ厳しさを見てられないほどだと言っています。
これが一番つらいのだそうです。
JOYも今回の記事を書くためにたくさんの動画や写真を見ましたが、どの、修行者さんたちも、何て凛々しいのでしょうか。
間違いなく、心も体も顔もイケメンです。
真冬のみそぎ祭り(佐女川神社)神事を行う4人の若者『修行者』って何?マトメ
佐女川神社の「みそぎ祭り」でご神体を清める役目を担った若者を修行者といいます。
彼らは4年間毎年、「みそぎ祭り」で修行者を務め、最後の年は別当と呼ばれます。
佐女川神社のご神体・玉依姫の命を清める役です。
零下の中で「水ごり」を行い、いのちを懸けて祈る彼らの清々しさ凛々しさは伝統の神事を担っていく誇りと自信に満ちています。
これからも、この素晴らしい伝統が続いていくことを願ってやみません。
最後まで読んでくださってありがとうございました。