1パーセントの可能性でも救える命を救いたいと、日夜、東京都世田谷区で10年、頑張っている獣医師さんがいます。
それが、今回10月10日の『情熱大陸』で紹介される、夜間ペット専門救急救命病院「TRVA夜間救急動物医療センター 院長 中村篤史さん」です。
動物はしゃべることができません。
その上、ギリギリまで体調が悪いことを隠している場合が多いので、飼い主さんが気が付いた時には大変な状況になっていることも多いのです。
まして、かかりつけの獣医さんがお休みの夜間に急に動物の体調が悪くなったら…。
そういった動物たちを救うために、活躍している中村篤史先生の経歴や大学、そしてTRVA夜間救急動物医療センターについて調べて見ました。
中村篤史獣医師の経歴とプロフィール
名まえ:中村篤史(なかむらあつし)
生年月日:1978年9月24日生まれの43歳。(2021年10月現在)
出身地:広島県広島市
大学:北里大学獣医学科
職業:獣医師 TRVA夜間救急動物医療センター院長(日本獣医救急集中医療学会理事)
好きな言葉:人に苦しめられ、人に助けられる
北里大学もなんですが、獣医学科って、実は医学部よりも難しかったりするんですよ。
単に、動物の医療に携わるだけでなく、人間の病気も含めたウイルスの研究は獣医師の範疇(はんちゅう)なんだそうです。
今回のコロナウィルス感染症のお話もよく獣医師さんがされていました。
中村篤史先生はどうして獣医師になったのか?
中村篤史先生はお父さんが獣医師です。
しかし、休みがなく家族と過ごす時間もないお父さんを見て、命を預かる仕事の大変さを痛感して自分は獣医師になるのは辞めようと思っていました。
そんな、中村篤史先生が目指していたのは「バスケットボールの選手」
頑張っていたのですが、高校生の時にひざを故障します。
その時にお祖母ちゃんが、獣医師になるように勧めてくれたのだそうです。
一生懸命勉強しましたが、何といっても超難関の獣医学部。
中村篤史先生も浪人生を経験しました。
その後、努力が実って「北里大学獣医学科」に合格。
北里大学獣医学科卒業後は東京大学付属動物医療センター、北海道の酪農学園大学付属動物病院で研修医として努めます。
酪農大学へは北里大学の恩師と一緒に行ったということです。
この時、中村篤史先生は猫の内科が専門でした。
埼玉県の「高橋犬猫病院」で勤務医として働いたのちに、
TRVA夜間救急動物医療センターが2011年に開院するのに伴って院長に就任しました。
獣医学部は人間と同じ6年間ですし、その後の研修医や勤務医などの履歴を見ても、全く変わりありませんね。
獣医師になる決意
北里大学獣医学科に合格したものの、中村篤史先生が本当に獣医師として歩む決心をしたのは、獣医師を目指す仲間の存在が大きかったと言います。
大学で学ぶうちに、良い刺激を受け、獣医師としての仕事の面白みややりがいが感じられたんですね。
また、研修室の恩師の先生から臨床でけでなく、人としてあるべき姿についても学べたことが、獣医師になる決心につながりました。
TRVA夜間救急動物医療センターの必要性
中村篤史先生は埼玉県の「高橋犬猫病院」で勤務医として働くうちに、動物病院の救急医療体制が必要であることに気づきます。
人間だけでなく動物も夜間に具合が悪くなることはもちろんあります。
いえ、夜間に突如、容態が変化することも多いのです。
私も、動物が好きで今までに犬や猫やハムスターとたくさん暮らしてきましたが、何度、夜間や休日に見てもらえる病院があったらと思ったことでしょう。
TRVA夜間救急動物医療センターの診療について
中村篤史先生が院長を務めるTRVA夜間救急動物医療センターは、犬や猫の夜間の突発的な病気に対応してくれる動物医療サポートセンターです。
東京都世田谷区深沢8-19-12 泉美ビル2階
夜間救急受付:03‐5760-1212
2次医療センター:03‐5760-1211
入り口自動ドアのインターホンを押して来院を伝えるようになっています。
診療時間は20:00~6:00
来院の時は
- かかりつけの病院の診察カード
- クレジットカード
- 飼い主さんの身分証明書
が、必要です。これは、TRVA夜間救急動物医療センターだけでなく、全国の夜間救命センターでも必要なものです。
口コミを見て見ましたが、かなり評判は良いです。
病気や治療に対する説明が丁寧であることや、夜間の診療にもかかわらず適切な診療費であることが信頼され高評価されているようです。
やはり、安心感を与える医療というのは人間だけでなく動物にも必要なものですね。
事前の連絡で電話でも親切に相談に乗ってくれ、治療内容や費用の見込みも教えてくれるそうです。
次の日にかかりつけ医に受診することが前提ですので、薬などの処方はないようです。
中村篤史先生マトメ
中村篤史先生は、獣医師であるお父さんの姿を見て、命を預かる大変さを思い、獣医師にはならないと決めていました。
しかし、ひざを悪くしたことから夢であったバスケットボール選手を諦め、お祖母ちゃんの勧めで獣医学科へ進学します。
そこで、素晴らしい恩師や友人に出会ったことで獣医師になることを決意。
勤務医として働くうちに夜間救急医療の大切さを実感して、TRVA夜間救急動物医療センターの開院に合わせて院長に就任。
犬猫の夜間救急動物医療への道に進みます。
毎日、救急を必要とする10~15匹の犬や猫の命を救うために頑張っています。
犬や猫は大切な家族です。
その、大切な家族の命をすくうために尽力されている中村篤史先生に心から感謝をします。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
