東京オリンピック2020のトランポリン日本代表・森ひかるさん。
笑顔がとても可愛いですよね。
今大会で一番、金メダルに近い選手と言われています。
悲願の金メダルなるか?興味深いです。
ばっちり応援したいですね。
その、森ひかるさんをWiki風に解説していきます。
森ひかるさんのプロフィール
氏名 森ひかる(もりひかる)
生年月日 1999年7月7日生まれ(令和3年7月現在22歳)
身長 159cm
体重 51㎏
血液型 A型
家族 両親 双子の兄の5人家族
出身 東京都足立区
学歴 都立足立新田高校⇒金沢学院高等学校卒業(石川県)
金沢学院大学スポーツ健康学科4年在学中(令和3年7月現在)
種目 トランポリン協議
所属 金沢学院大学クラブ
趣味 ネイル
その他 子役経験あり(何に出ていたのかがわかりませんでした)
トランポリンをはじめたきっかけ
4歳の時に地元のィトーヨーカードーの屋上にあったトランポリンに出会い、その面白さに目覚め、双子のお兄さんたちと一緒にトランポリン教室へ通い始めました。
通っていたのは足立区にある名門クラブ「フリーエアースポーツクラブ」
トランポリンの経歴
- 2008年…全日本ジュニア選手権低学年の部優勝
- 2011年…全世界選手権11~12歳の部優勝
- 2013年…全日本選手権初優勝(14歳・史上最年少)年齢制限のためリオデジャネイロオリンピックには出場できなかった。
- 2016年…第53回全日本トランポリン選手権大会 団体1位・シンクロ2位 全国高等学校トランポリン選手権大会 団体1位・シンクロ2位 ワールドカップスイス大会 シンクロ3位 ワールドカップイタリア大会 シンクロ2位
- 2017年…第32回世界トランポリン選手権 シンクロ2位 全日本選手権 個人4位
- 2018年…第33回世界トランポリン選手権 シンクロ1位 個人5位 アジア大会 個人2位 第55回全日本選手権 個人1位
- 2019年…第34回世界トランポリン競技選手権日本代表最終選考会 個人1位 第34回世界トランポリン選手権 個人1位 女子団体1位 ワールドカップスペイン大会第4戦 個人3位 ワールドカップロシア大会第3戦 個人2位 個人1位 ワールドカップベラルーシ大会第2戦 個人4位 ワールドカップアゼルバイジャン大会第1戦 予選敗退
- 2020年…ワールドカップイタリア大会個人1位 全日本トランポリン年齢別選手権 1位
素晴らしい戦績ですね。
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やり残したことは何もない
東京オリンピック2020の延期に気持ちが落ち込んだこともあったという森ひかるさんですが、「あってよかった1年にする。」と決心したそうです。
また、「世界一の演技をする。」と練習に打ち込んだそうです。
そして、ついにオリンピック本番がきました。
森ひかるさんは、2021年7月24日午後の記者会見で次のように述べています。
「やり残したことは何もない。最高の舞台で最高の演技をする。楽しむことを忘れず、自分の演技をしたい。」
最高難易度『トリフィス』
男子は8m、女子は5m。動物のキリンの高さを越える空中でのアクロバティックな演技を行って、美しさ・難易度・高さを競うトランポリンは見ごたえがあります。
森ひかるさんはそのトランポリンの競技の中でも最難度と言われる『トリフィス』を2回、演技の中に取り入れています。
『トリフィス』とは、ひねりを加えた3回宙返りのこと。
10回のジャンプの中に異なる演技を入れるトランポリン競技で、2回とは、膝を曲げない「屈伸型」と膝を抱え込む「抱え込み型」です。
もともと、森ひかるさんの強みは、『高さのあるジャンプ』と『空中での美しい姿勢』です。
高いジャンプをして、空中で頭からつま先までがまっすぐ一直線になる美しい姿勢は世界でも高い評価を受けています。
トランポリンのスコア
- 難易度
- 演技点
- 移動点
- 跳躍時間
この4つが、たたみ6畳ほどの広さのトランポリンの上で10回連続してジャンプする中で採点され、点数となって勝敗が決まります。
この中で、森ひかるさんの弱みは難易度でした。
ご本人も「難易度を抑えて自分では100%の演技をしても、世界では勝てない。」と言っています。
そこで、2019年8月に難易度をあげようと大技の練習に取り組みました。
それが、先ほどご紹介した『トリフィス』です。
しかし、簡単にはいきませんでした。
2019年11月の全日本選手権では、1本目の『トリフィス』の時に高く飛ぶび過ぎてジャンプの着地の感覚がずれ始め、7回目のジャンプの着地に失敗。
演技を止めざる負えない状態となったのです。
高さを抑えた『トリフィス』
どうしても、高さが出ると着地点がずれてしまいます。
そうすると、10回ジャンプできないこともある。せっかくの『トリフィス』も10本跳べなくてはもったいないことになります。
そこで、安定性をあげるためにわざと高さを抑える作戦にでました。
ジャンプの高さを抑えると跳躍時間点が下がるのですが、難易度の高い『トリフィス』を成功させることで金メダルへつなげる作戦です。
小さなころから、大好きなトランポリンにかけてきた森ひかるさん。
待ちに待った大きな舞台で、最高の笑顔が輝くことをお祈りいたしています。
※トランポリン会場…有明体操競技場(ここでは、トランポリンの他に体操競技・新体操。パラリンピックではボッチャが行われる予定です)
所在地…東京都江東区有明1‐10‐1