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高宮なつ美(近代五種競技)その経歴、結婚・高校などを徹底調査

2020東京オリンピック・近代五種の日本代表、高宮なつ美選手。

きりっとした顔立ちは爽やかです。

一日に五つの競技(フェンシング・水泳・馬術・射撃・ランニング)をこなす近代五種。

THE・オリンピックといった競技ですね。

今日はオリンピックもいよいよ終盤。その、近代五種に臨む高宮選手に迫ってみました。

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高宮なつ美選手のプロフィール

氏名…高宮なつ美(たかみやなつみ)

旧姓…朝長なつ美(ともながなつみ)

生年月日…1991年8月22日生まれの29歳(2021年8月1日現在)

出身地…埼玉県狭山市

身長…169cm

体重…53㎏

血液型…B型

家族…夫

学歴…埼玉県川越南高等学校

所属…警視庁・第四機動隊

趣味…温泉巡り

なんか、見ただけでかっこよさが伝わってくるプロフィールですね。

高校の時は男装コンテストで優勝をして、女の子の友だちに黄色い声援を浴びたんだとか…。わかるなぁ。

高宮選手の経歴と近代五種を始めたきっかけ

高宮選手はお父様が警察官。

結構、偏差値の高い高校に進学されているのに、大学へは進まずに警視庁へ就職されています。

日本の警察の中でも警視庁は人気の方も難しさの方もTOPです。

大学を受験するより難しかったのではないでしょうか?

しかも、その警視庁の警察学校で、高宮選手は入校時に1500m走で学校新記録・女子歴代1位のタイム(4分55秒)を出してしまったんです。

そこに高宮選手の可能性を見つけたのが、警視庁近代五種部の黒臼昭二監督です。

2012年の警察学校修了後に同監督からスカウトされて近代五種の道に入りました。

高宮選手は3歳から水泳、中学でバスケットボール、高校では陸上部に所属していますから、運動神経は抜群なんです。

近代五種の戦績

  • 2014年 全日本選手権⇒優勝
  • 2015年 アジア・オセアニア大会⇒5位入賞          全日本選手権⇒優勝
  • 2016年 ワールドカップ⇒6位入賞           リオデジャネイロオリンピック⇒13位入賞
  • 2017年 ワールドカップ⇒4位入賞
  • 2019年 ワールドカップ⇒10位入賞          アジア・オセアニア大会⇒2位

うーん。素晴らしい成績です。

練習量もかなりのもので、1日12時間も行っていたそうです。

かなりの頑張り屋さんですね。

そのためか、2017年のワールドカップの後に右ひじを関節髄膜炎が襲います。

高宮選手はそれにもかかわらず海外での遠征を続け、ついには体に負担がかかってしまいます。

その後、手術をしてから復帰しましたが、しばらくはなかなか良い成績が残せませんでした。

しかし、東京オリンピックを目指してトレーニングを積み重ねて代表の座を勝ち取りました。

母を喜ばせたい

高宮選手の原動力は「母を喜ばせたい」という、一途な思いです。

実は、高宮選手のお父様は2010年に食道がんでお亡くなりになっています。

その時に力をなくしてしまわれたお母様をどうにかして励ましたいと思ったようです。

一人っ子の高宮選手にとって、何よりも大切なお母様を「オリンピックへ連れていきたい。」

そんな優しい気持ちがかなった今、できる限りの高みを目指して日々、最後の大舞台に向けて頑張っていると思います。

無理して五輪に出る必要はないんじゃない?

2020東京大会が延期になった時、一生懸命にトレーニングをしていた高宮選手の心の糸がプツンと切れてしまいました。

一時期は引退も考えたそうです。

その時の気持ちを高宮選手は「この日のために人生をかけて競技を続けてきた。オリンピックの中止や再延期の可能性を考えると、あと1年は正直きつい。積み重ねが一気に消えて、今はそれを乗り越えられる原動力はない。」と言っています。

8年続けてきた競技人生のフィナーレと思っていた2020東京オリンピックの延期は高宮選手にとって耐えがたいものだったのでしょう。

そんな時に高宮選手に「無理をして五輪に出る必要はないと思うよ。やめてもいいんだよ。」と言ってくれたのは、同僚である旦那さまでした。

カッコいいですね~。

ガンバレという励ましの言葉がつらかったであろう高宮選手には、この旦那さまの言葉はどんなにうれしかったかわかりません。

本当に素敵なエピソードです。きっと、優しくて頼りになる旦那さまなのでしょうね。

ちなみにどうも1歳年下のようです。

お二人は、2年間の交際を経て、2020年に結婚されています。

未来の自分のために…

「今まで頑張ってきたのだから、頑張った自分のためにもう少し頑張ろう」

高宮選手はトレーニング中はいつもそう思っています。

「今の自分」が練習を止めたら、未来の自分はきっと後悔するから、後悔しないように頑張ろうと思っているそうです。

新型コロナウィルスの影響で5種目全部がフルで練習できたことはあまりないそうです。

そして、頑張ろうとする気持ちと引退したいという気持ちに揺れながら過ごしてきたこの1年は大変な1年だったことでしょう。

自分を奮い立たせて、頑張ってきた高宮選手にオリンピックの神様が微笑みますように…。

最後まで読んでくださってありがとうございました。