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竹田尚志(キーンジャパン)経歴や年齢は?どんな活動をしている人物?

アメリカ・アウトドア・フットウェアブランド『キーン』を販売するキーンジャパンの代表でジェネラルマネージャーの竹田尚志さん。

2013年からトップとしてビジネス規模を3倍近くまで伸ばしてきました。

コロナ過でいち早く店の休業に関して動画を流した一方で、海外工場の一部をマスク工場に切り替え、マスクの生産に当たりました。

必要な人々へ無償でマスクを提供し「欧米になじみのないマスク文化を日本から世界に発信したい。」と話す竹田さんについて調べて見ました。

竹田尚志キーンジャパン日本代表のプロフィール

竹田尚志(たけだなおじ)さんは1964年大阪府大阪市生まれの57歳。

甲南大学経済学部卒業後、アメリカ・ミズーリ州立大学へ留学。

1992年、同じくアメリカのサウスカロライナ州立大学へ留学。MIBS(国際経営学修士)を取得。

その後、アーサーアンダーセン ニューヨーク事務所に入社し、アメリカ上場企業の監査や買収、及びコンサルティングをされていました。

2003年(株)キアコン設立に関わり、ディレクターに就任。

2005年(株)リーヴァンプ、パートナー就任。数々の企業の立ち上げに参加。

2011年東日本大震災では石巻市で炊き出しボランティアに参加。以後、災害支援ネットワークOPEN JAPANをはじめ数々の社会貢献団体を支援。

2013年(株)キーン・フットウェア(現キーン・ジャパン合同会社)の代表取締役ジェネラルマネージャーに就任。現在に至っています。

2015年からは子どもたちのために認定特定非営利活動 活動法人みらいの森の理事も務められています。

趣味はギターとボーカルを担当するバンド、スノーボード、サーフイン等、多彩です。

キーンジャパンとは?

環境に配慮した靴やサンダルを販売するアウトドア・フットウェアのブランド。

多様なアウトドアシーンを楽しむ人に向けた革新的で高機能なハイブリッド・フットウェアを展開している。

アメリカ・オレゴン州ポートランドに本社。

カナダ・オランダ・日本の3か国に支社がある。

本社の創業は2003年。日本には2004年から伊藤忠商事の子会社が代理店として販売をスタ―ト。

2013年にキーン・ジャパン創設。社員60名。

3つのテーマ

キーンのモットーは『地球上のすべての場所をより良い場所にすること』

①Consciously Created  環境負荷の低減

②Taking Action  能動的な行動

③Giving Back   社会への還元

この三つを『KEEN EFFECT』と呼んで、環境保全や社会貢献活動に積極的に取り組み、世界にポジティブな変化を作り出そうとしています。

マスクの無償提供

キーン・ジャパンはタイの自社工場をマスクの製造ラインに切り替え、全世界に15万枚を無償提供しました。

2020年4月の段階では、世界的にマスクが不足している状態です。

対象は被災地・児童養護施設・女性用シェルター・キーン関連企業・キーン公式オンラインショップでのシューズを購入された方などです。(枚数限定のため現在は提供されていません。)

マスクの素材は、靴の材料として用意していた布。医療用マスクではないものの、キーンの得意分野である立体裁縫を活かしたマスクは洗って繰り返し使えるフィット感抜群のリバーシブル仕様だったそうです。

屋根のない場所全てを、KEENと共に楽しむ場所

環境保護や社会貢献に積極的に向き合うキーン・ジャパン。

2019年に西表島の自然と文化を守るために行動するプロジェクト『Us4IRIOMOTE』を本格的にスタートさせました。

その時の竹田さんのインタビューをピックアップしてみました。

きっかけはスマトラ沖地震

もともと2003年の創業からキーンはCRSに力を入れていましたが、2004年に起きた『スマトラ沖地震』をきっかけに環境や社会貢献に大きく関わるようになりました。

スマトラ沖地震はかなり大きな津波で甚大な被害が出ました。

その時、創設メンバーが「何かをしたい」という思いで、当時のすべての広告費を寄付しました。

これがきっかけです。2005年以降は、そのDNAを引き継いで、社会貢献や環境保護活動を行っている団体へのサポート、災害支援などに繋がっています。

これまでに、1800万米ドル(約20億円)を同じ志を持つ世界中のNPO団体に寄付し、さまざまな活動を展開してきました。

キーンのフットウェアにも環境保護

靴は完成するまでに化学物質や接着剤を使うなど高い『環境負荷』がかかる製品。

しかし、キーンの靴には環境に配慮された技術が使われています。

  1. 靴の中の防臭剤はインソールの中に天然由来の微生物が含まれています(バイオの力で消臭・防臭)
  2. 靴の皮を加工する過程でなめしたり染めたりするときに出る汚水は何度もろ過して、飲めるレベルまでにします。その水をまた皮の加工に完全リサイクル。
  3. 商品はPFCフリー。靴の防水加工に使われる過フッ素化合物を使用していません。PFCは自然界での分解が難しいだけでなく、環境や生物、人体にも悪影響をもたらすと言われています。

とても画期的ですよね。

Together we can help(あなたと一緒だからできること)

これは、コロナと向き合うキーンのテーマだそうです。

キーンではマスクの他にも全世界で10万足のシューズを無料提供したのだそうです。

コロナ過にあってキーンのような竹田さんのような会社や起業家の方がいらっしゃることは本当にうれしいですね。

これからもたくさんのご活躍をお祈りいたしております。