ついに、東京パラリンピックが始まります。
今回からの新種目『パラバドミントン』
その『パラバドミントン』の日本代表選手であり、東京オリンピック・パラリンピックの聖火ランナーを務めた、里見紗李奈選手。
パラバドミントンで初の金メダリストの期待が高まっています。
そんな、里見選手の事故の時のことやプロフィールや経歴、ご家族について調べて見ました。
里見選手のプロフィール
名前…里見紗李奈(さとみさりな)
生年月日…1998年4月9日生まれの23歳(2021年8月現在)
出身地…千葉県千葉市
身長…160cm
趣味…おしゃれ
好きな食べ物…ちくわ
所属…NTT都市開発
バドミントンのポジションとクラス…WH1(車いす)







バドミントンの主な戦績
2016年
- コロンビア国際大会女子シングルス1位、女子ダブルスベスト8、ミックスダブルスベスト8
2017年
- ペルー国際大会女子シングルス2位、女子ダブルス1位、ミックスダブルス3位
- 日本障がい者バドミントン選手権女子シングルス3位
2018年
- ブラジル国際大会女子シングルス1位、ダブルス1位、ミックスダブルス1位
2019年
- タイ国際大会女子シングルス1位
- アイルランド国際大会女子シングルス1位、女子ダブルス2位
- パラバドミントン世界選手権大会(スイス)女子シングルス1位、女子ダブルス3位
- 中国国際大会女子シングルス2位
- 日本国際大会(東京)女子シングルス3位、女子ダブルス
- 日本選手権女子シングルス1位、女子ダブルス1位
- ドバイ国際大会女子ダブルス1位
2020年
- 日本選手権女子シングルス1位
中学時代にバドミントンをしていたからといって、この、快進撃は素晴らしいですよね。
里見選手の事故と支えた家族
2016年5月、高校3年生の里見選手は、車の助手席に乗っていて交通事故にあいます。
うとうとと寝ているうちに事故にあったそうです。
事故直後は意外と冷静で自分でお母さんに電話しています。
しかし、事故は大きく、この事故で里見選手は『脊髄損傷』を負います。
実際にお母さんに電話している時にはすでに足の感覚はなかったそうです。
手術前に医師から「足は動きません」と宣言されました。
その後の入院生活は9か月にも及んだと言いますから、かなりの重症です。
でも、里見選手は「きっと足は動くようになる」とその時からずっと信じているそうです。
気持ちは何より強いものです。きっと、動くようになると私も信じて応援します。
パラバドミントンを始めたきっかけ
車いすでの生活になった里見選手に父親の敦さんが、中学で里見選手がしていたクラブ活動のバドミントンを勧めます。
千葉市はパラバドミントンが盛んで、この時に父親の敦さんが見学に誘ったパラバドミントンチーム『パシフック』こそ、
今回の東京パラリンピック日本代表、村山浩選手の率いるチームだったのです。
趣味として始めたバドミントンでしたが、「気が付いたら週6回とかで通っていた。」といいます。
どんどん、のめり込んでいったんですね。
そして、仲間と共に各地でバドミントンを楽しむうちに試合にも出場するようになったのです。
起こったことは仕方ない
里見選手は9か月に及ぶ入院の後、無事に退院しますが、
「一人では何もできない」「人の目が気になる」
と、家に引きこもってしまします。
そんな、里見選手を支えたのはご両親でした。
里見選手が退院して家に帰った時、自宅は車いすで生活できるように改築してあり、
「起こったことは仕方ない。」と前向きに里見選手に接します。
ご両親がまず、里見選手の障がいを受け入れて、これからを楽しく暮らせるようにされたのだそうです。
こういった、ご両親の実質的・そして何より精神的な支えが今日の里見選手を作ったのだと思います。
この話を聞いて、なかなかできることではない、素晴らしいご両親だと感じました。
また、里見選手のお母さんの比奈子さんは美容師さんで、里見選手は成人式のセットはお母さんにしてもらったのだとか…。
素敵ですね。
おしゃれにネイルアート
里見選手の趣味は『おしゃれ』
いかにも、年頃のお嬢さんといった感じですが、競技をしているとままならないこともあるようです。
そこで、競技をしていてもおしゃれができる『ネイルアート』に凝っているのだとか。
今までも、競技の開催国の国旗などをネイルしていたそうです。
今回も2020東京パラリンピックにちなんだネイルが見られるかもしれませんね。
初めてのパラリンピック!笑顔で!金メダル獲得!
里見選手の紹介の記事に書かれていた言葉です。
そしてサインの横には
『勝利への挑戦‼』の文字が…。
里見選手のパラリンピックにかける意気込みが強く感じられます。
「今まで支えてくださった方々、応援してくださる方々にパラリンピックに出場することで皆様に恩返ししたい。」
そう、コメントする里見選手。
笑顔の素敵な里見選手の金メダルを手にした満面の最高の笑顔を見ることができるように、しっかりと応援したいと思います。
ガンバレ‼里見選手。
最後まで読んでくださってありがとうございました。