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市川加奈は、いえとしごと「コシツ」でホームレスの支援をする

10月22日に放送される『ガイアの夜明け』に登場する「Relight」の市川加奈さん。

家がないことで仕事に就くことができないホームレスの人たちに、家と仕事の両方を支援しています。

番組でも、その活動を追って紹介されるでしょうが、ここでは、市川さんの思いに焦点を当てていきます。

市川加奈(Relight代表)のWiki風プロフィールと経歴を調査今日、住む家のない人に仕事と家を紹介する会社があります。 10月22日に『ガイアの夜明け』に登場する『Relright』です。その...

まずは市川さんの会社「Relight」について

会社名:Relight株式会社(リライト)

設立:2019年10月

事業内容:住まいと仕事が不安定な人のための就職支援

所在地:〒162-0843 東京都新宿区市谷町2-17八重洲市谷ビル10階(ボーダレスジャパン内)

電話番号:050-5362-9234

営業時間:平日10:00~19:00

代表取締役:市川加奈(いちかわ かな)

系列:ボーダレスジャパングループ

Relightの事業「いえとしごと」について

市川さんのしている「いえとしごと」は住所・携帯・身分証がないといった方に生活を立て直すための仕事を紹介するサービスです。

もともとはお仕事や家族や家があった人たちが何らかの理由で、ホームレスになってしまってやり直したくてもやり直せないようになっていることに市川さんは気が付きます。

家や携帯があったら、つける仕事はあっても、家がないと仕事を見つけることは難しいのです。

やり直したい、今日からでも働きたいという人を企業と結びつけています。


利益のために無理やり就職はさせない

市川さんの会社「Reright」は国や都から委託を受けているわけではありません。

また、寄付を募っているわけでもありません。

あくまでも、人材を必要としている企業に働きたい人を紹介して、その紹介料で成り立っています。

「Relight」の企業向けのサイトをのぞかせてもらいましたが、ちゃんとしたお仕事として紹介しているので紹介料金の発生についても記載されていて真摯な感じでした。

市川さんにとって、紹介=自分の給料となるわけですから大変です。

それでも、コンセプトとして「就職する人がやり直す」がゆるぎないものであるため、決して無理な就職は進めないのです。

会社をスタートして利用者さんが少ない時は市川さんのお腹が痛い状態にもなったようですが、それでも、信念はまげなかったそうです。

会社設立2年目の利用者数累計4000人

「Reright」の登録者数はどんどん増え続けているそうです。

コロナウィルス感染症の影響も大きいようですね。

いざという時のために、お守りのためのエントリーもあるそうです。

中には、働くどころではないくらい体調を壊している方もいらっしゃって…。

そんな方には、きちんと行政や支援団体さんと繋げていらっしゃるそうです。

必要な人に必要な支援を行っている、市川さんの会社としての仕事だけではない部分を尊敬します。

実際にお仕事につながった方は250人を越えられたそうです。

コシツの必要性と始めたわけ

「Relight」がただの就職紹介会社ではないことは、「コシツ」という「Relight」独自のシステムに現れています。

「コシツ」とは?一体何のでしょうか?

自分で家を借りられない人に個室を提供する

生活を立て直してもらうことが目的とはいえ、「Relight」が借りた家を貸し出しているというのには正直、驚きました。

行政ではないんですよ?

しかし、市川さんは言います。

「どんな状況下でも、仕事にこだわりを持つ方は多い。無理して就職しても続けられなかったら意味がない」

職につくためには自宅は必須です。

けれど、市川さんのところに来る人は自宅がないのです。

自宅どころか身分証も携帯もない。

だから、自宅を用意することで自分で納得のいく仕事が探せるようにする。

「やりたい」を尊重することが大切だというんです。




「コシツ」はリスクがあるサポート

「Relight」が物件を借りて入居希望者さんに貸す⇒入居者さんに仕事をしてもらって家賃を回収しながら生活をサポートする。

と、いう仕組みなのですが…。

会社としては入居者さんから家賃が入らなければ赤字となります。

何度もしつこく言いますが、「Relight」は会社なので儲けなければなりません。

でも、市川さんはリスクばかりを考えていると審査が厳しくなってしまって、普通の賃貸と変わらないから、まず、入居してもらうことが先だと言います。

そこから、住民票をそろえるなどして、家賃が払えるようにサポートをするのです。

ただ単に、生活の面倒を見るのではない福祉の本来のあり方を見るような思いがします。

「Relight」の目指すもの

「(やり直したいと思う人が)何度でもやり直せる社会を作る」ことだと市川さんは言います。

相談に来る人の生活を立て直すことがゴール。

「Relight」のタイミングではなく、相談に来られる方のタイミングで応えられるように、しっかりと体制を整えておきたい。

上手くいっていることばかりではなく、紹介した方が突然いなくなって謝って回ったこともあったそうです。

それでも、立ち直っていく人が増えるにつれ、自分たちの事業に自信がついてきた市川さん。

これからも、ご自身の信じる道をしっかりと歩んでいかれることでしょう。

たくさんのエールを送りたいと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました。