お子さんが生まれて少したったら復職したり新たに働きに出たりする方が多いと思います。
そんな時に気になるのが「保育園ってどんなところ?」ではないでしょうか?
ざっくりお答えすると『働く保護者の方の子育てを支援するところ』です。
生活とあそびと学び
保育園の所属する一番のおおもとは『厚生労働省』というとこです。つまり、働く人たちが働きやすいようにサポートしてくれるところです。
ちゃんと、幼稚園と同じようにカリキュラムや目安があって、同じように5領域という学びについての指針もあります。
つまり保育園は『生活とあそびと学び』があるところなんです。
こんな風に一日を過ごすよ
「おはようございます。」と元気に登園してきたら健康チェックから。
お家での検温の状態やお薬の服用の有無などを書いたチェック表があるところがほとんど。最近はスマホでチェックがすむ園も多くなってきました。
まずはそれに保育士が目を通して、保護者の方からの伝達を受け取ったら「いってらっしゃい」で、お子さんをお預かりします。
朝の合同保育に入ります。各クラスの先生がそろうまでは、子どもたちは一緒に遊んでいます。
朝早くは、室内がほとんどですが、保育士が順次出勤してきたら園庭へ出ます。
大体9時過ぎには各クラスに戻って朝の集会。体操。2歳児~0歳児はおやつタイム。
ここから、年齢によって違ってきますが「設定保育」つまり、1日の課題みたいなものになります。
制作したりゲームしたり楽器あそびしたり…小さなクラスにもちゃんと設定された保育があって、ふれあい遊びや運動遊びをします。
子どもたちの大好きな「お昼のご飯」があって、夏場は沐浴などしてから午睡。
午睡後は少し、まったりしてから「おやつ」
おやつ後にお帰りの集まりをしてお迎えまでを戸外や保育室であそんで待ちます。
お迎えが来たら、保護者の方へ今日の様子をお話しして「さようなら。また、あした」
保育園の先生ってどうしたらなれるの?
保育園で働くためには国家資格である『保育士』が必要です。幼稚園では『幼稚園教諭免許』
…なんですが、保育園や幼稚園で働く先生は、ほとんど皆さんがこの二つを持ってます。
幼児教育を志して大学、短期大学、専門学校で学んだ人が主ですから、在学中に保育士資格と幼稚園教諭免許を同時に取得するんです😊
もちろん、私も二つ持っております♡学校に行かせてくれた親に感謝だなぁ。
保育園の先生を保育士。幼稚園の先生を幼稚園教諭、こども園の先生を保育教諭と呼びますが、資格や免許はこの二つです。
つまり、呼び方は違っても保育や教育に当たっている先生の資格や免許は同じなんです。
在学中に実習などで、どこに就職するか決めることがほとんどです。
ここ何年か、私の教え子も幼児教育を志して保育士や幼稚園教諭になっています❤涙が出るくらいうれしかったです♪
地域差はあるとは思いますが、私が保育士をしている地域は保育士になってからの学びの場がたくさんあります。
集まって一緒に勉強することが難しくなった最近もネットを使って学びの場を与えてもらっています。
保育の世界は日進月歩、学べる場所があるということはありがたいです。いつも新鮮でいきのいい保育を子どもたちと楽しめます。
どうしたら入れるの?
幼稚園は直接幼稚園に問い合わせてください。幼稚園でかかる費用もかなり違うと思います。
保育園は地域の区役所や町役場に『子ども家庭福祉課』があるので、まずは、電話して入園手続きについて尋ねることが一番です。(名称は市町村で若干違いますが、○○市子育て支援課でOKです)保育園にかかる費用はご家庭やお子さんの年齢で違います。これも役所で聞いてくださいね。
とは言っても、3歳からは保育料が無料になりましたヽ(^o^)丿
で、保育園型こども園には幼稚園枠。幼稚園型子ども園には保育園枠。というものがあるんですよ~💦
これは、保育園であっても、幼稚園枠には保護者が働いていなくても入れるのです。なので、これは保育園に直接申し込みです。
反対に、幼稚園であっても、保育園枠には長時間の保育が必要なお子さんの入れる部分があって、ここは、区役所に申し込みです。
ヤヤコシイ…(;^_^A
保育園ってどんなとこ?
保育園はお仕事などで日中、保護者の方の保育が難しいお子さんをお預かりしています。
でも、保育士は『すべての子育て家庭を応援』する仕事です。子育てで困ったことがあったら、保育園の先生に相談することができますよ♡
都会と田舎では、かなり預かれる年齢や開園時間の差がありますね~。
一般的に生後6か月~就学までを預かって、朝7時~夜7時までの12時間開所です。
生後3か月から3歳まで預かる乳児専門保育園や保護者の方の就労に合わせて夜間に保育する夜間保育園もあります。お休みは日曜祝日と年末年始です。
幼稚園も小学校も中学校も高校も大学もお休みになっても、基本、どんな時も保育園は開いています。
ほとんどの保育園が、0歳児クラスから5歳児クラスまでが一クラスずつで、赤ちゃんから就学までを共にする子どももいます。
担任は0歳児は3人に一人、1歳児は5~6人に一人、2歳児は6人に一人、3歳児は15人に一人、4歳児と5歳児は30人に一人と決まっています。
小学校が35人に一人の先生です。私は、4歳児や5歳児は25人くらいだといいんだけどなぁ…と、ちょっとつぶやいています。
ちょっと知っておいて、保育士の勤務について
よく、「担任の先生に相談があるんだけどいらっしゃらない」と、相談?があります。
保育士は園の開園時間にそって時差勤務を行っていることが普通です。
朝7時の開園のためには6時半に出勤して保育室などを整えます。
なので、3時にはあがります。また、夜7時までの勤務だと10時半ぐらいの出勤なんです(;^_^A
申し訳ないとは思いますが…なかなか全ての保護者の方と時間を合わせることは難しいのですm(__)m
相談は連絡帳に書いていただくか、お昼寝時間に電話が良いと思います。電話や懇談は前もってお知らせいただいた時間にお願いできるとありがたいですね。
保育士って子どもと一緒にいる保育以外のお仕事も多いんです(;^ω^)
いろいろな仕事で定時で上がれることはほとんどありませんし、延長担当日でも保育が始まる時間には出勤している先生が多いです。
それに、先ほど、どんな時も保育園は開いていると言いましたが、最近はやむを得ず休園することもあります。でも、保育園は特殊な場合を除いてお休みはありません。
保育園が開いているということはどんな時も保育士は出勤しているということです。
私は車で出勤ですが、車がつかえない公共機関がつかえない時は徒歩で園に向かいます。子どもたちやママやパパが頑張っている時は一緒に頑張っているんですよ😊
それでも、子どもたちと一緒にニコニコしてあそんでいる先生たちの姿を見ると、先生たちって本当に幼児教育という仕事に誇りと責任をもっているんだなぁと思います。
タイヘンな時ですが…
保育園は公立と私立があって、私立はお宮さんの保育園やお寺さんの保育園などいろいろです。
そして、それぞれに特徴があります。小学校だって大学だってそれぞれに特徴があるように保育園にもあります。
なので、できれば入園を希望する保育園は、ママやパパがご自身の目で見ることが大切です。現時点(2021年6月)では園見学をお断りしているところもあります。
これは、仕方がないことなのですが、中に入れなくても園庭で子どもたちと保育士があそんでいるところを見てみるだけでも違いますよ。
また、遠慮せずに見学希望の電話をかけてみるといいですよ♪電話でも園の様子を知ることができます。その園にお子さんを通わせているママやパパの話が聞けるともっといいですね。
大切なお子さんとママやパパにピッタリの保育園や幼稚園にご縁がありますように、お祈りしています(⋈◍>◡<◍)。✧♡