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b8ta(ベータ)売らないお店の場所とビジネスについて調べて見ました

12月3日の『ガイアの夜明け』に登場するアメリカ・シリコンバレー発の「b8ta(ベータ)」

売らない店ってどんなお店なんでしょうか?

そして、どんなビジネスをどういった考えで行っているのでしょうか?

興味があったので調べて見ました。

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「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちわ」

2015年にアメリカ・サンフランシスコに誕生した「b8ta(ベータ)」は斬新ガジェットを体験できるお店です。

2020年8月に日本の東京・有楽町、新宿に店舗を構えました

その後、渋谷にも3店舗めをオープン。

店舗入り口にある「B」の頭文字が印象的なお店です。

売ることを目的としないため、店員さんは「いらっしゃいませ」といいません。

「こんにちわ」です。

これは、「ここにいますよ」とお客さんに伝えるための挨拶です。

ここからして斬新。

b8taTokyo‐Yurakucyo⇒東京都千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビル1階

営業時間:11時~19時半

定休日:不定休

b8taTokyo‐Shinjyuku Marui⇒東京都新宿区新宿3-30-13 新宿マルイ 本館1階

営業時間と定休日:新宿マルイ本館に準する

b8taTokyo‐Shibuya⇒東京都渋谷区1-14-11 小林ビル1階

営業時間:11時~19時半

定休日:不定休

有楽町店と渋谷店は、お休みが不定休なので調べてから行った方が楽しめそうですね。


売ることを前提としないとは?

b8taの店内は約60×40cmに分かれた区画がたくさん並んでいます。

そこに、デジタルガジェットをはじめとして、コスメ・食品・アパレル・玩具などいろいろな商品が豊富に置かれています。

タブレットで動画も見れますし、店員さんに声をかければ商品の説明を聞けます。

店内を自由に見てまわって購入できるのは、他のお店と同じです。

しかし、その場で説明を受けて他社のオンラインショップで、その品物を購入しても良いというところが違います。

何と言っても、店員さんが積極的に売ろうとしませんから摩訶不思議です。

利益はどこにある?

b8taは先ほど書いた60×40㎝の区画を出品者に貸し出しているのです。

つまり、区画と商品の説明をするというサービスを商品を売りたい人や店に売っているお店なんです。

だから、お客さんに売ることが第一ではありません。

b8taによると「販売スペースのサブスクリプションモデル」ということなんだそうです。

店で物が売れなくても収益があげられるというのは、こういったことだからなんですね。

RaaS(リテール・アズ・ア・サービス)と呼びます。

b8taの請け負っている仕事は?

実際にb8taがしている代行のお仕事内容をあげてみました。

  • 在庫管理
  • 販売
  • 売上管理
  • スタッフのトレーニング

販売するときに必要なサービスはすべてb8taがするのです。

出品業者には

  • 入店者数
  • お客さんの性別や年齢
  • 商品の前を取った人の数
  • 商品の前で立ち止まった人の数
  • 商品を手に取ったり説明を受けたりした人の数
  • 接客したスタッフからお客さんの声

これらが、データとなって送られるのです。

すごいですね。

ちなみに、おいくらなんでしょうか?

一区画あたり月額で30万前後です。

1日1万円。

これってウェブのバナー広告とほとんど価格が一緒なんだそうです。

これをどう使ってどのように活かしていくかで今後のビジネスのあり方が変わるのでしょうね。

b8taの勝負とするところ、差別化はこれ

ビジネスとしては最先端に位置するb8taですが、ショールームやポップアップストアなどの他の「売らないお店」との違いはどこなのでしょうか?

b8ta Japan カントリーマネージャーの北川卓司さんは

「販売スタッフそのもの」だといいます。

そのため、b8taではスタッフ教育にしっかりと取り組んでいます。


どうして買わないのか?

商品を長い時間をかけて試してみたり説明を聞いたりしたのに、最終的に買わないことってあります。

その部分がb8taのスタッフはお客様との会話の中から探り出せるというのです。

これに必要なスキルは質問力で、アメリカのb8taの接客マニュアルは数百ページにも及びます。

それに加えて、のb8taは独自のトレーニングシステムを持っていてオンラインで学べるようにしているのだそうです。

しかも、その中身が商品のスペックだけでなく、商品が出来上がるまでの開発者の思いなども含まれているというからすばらしいです。

こういった地道な学びが大きな差になっていきます。

いろいろな職種の方が、学べる部分です。

b8ta(ベータ)売らないお店の場所とビジネスについて調べて見ましたマトメ

売らないお店b8ta(ベータ)はお客さんに品物を売ることが一番ではなく、商品をb8taに出展した企業にサービスを提供して利益を上げるお店でした。

2020年に東京の有楽町と新宿、そして、渋谷に店舗を構えました。

そんな、b8taが企業として力を入れているのはスタッフの育成。

数百ページものマニュアルは商品スペックだけではなく、その商品にかけられている思いまでもが入っています。

これから、新しい形のビジネスとしてどんどん伸びていくであろう「b8ta」さんの更なるご発展をお祈りいたしています。

最後まで読んでくださってありがとうございました。