今回のパラリンピックで初種目となった『パラバドミントン』
日本からは6人の代表選手が出場します。
その中で、女子ダブルスに出場する山崎悠麻選手は二人のおこさんがいるお母さんの選手です。
事故で両下肢が不自由になっても、前向きに生きてきた山崎選手。
そんな、彼女を支える家族と山崎選手のプロフィールを調べて見ました。
山崎選手のプロフィールとパラバドミントン戦歴
名前…山崎悠麻(やまさきゆま)
生年月日…1988年4月8日生まれの33歳(2021年8月現在)
出身地…東京都調布市(2017年11月29日から調布市応援アスリート)
身長…160cm
好きなもの…お酒を飲むこと・ピンク色
家族…夫・子ども2人(男の子)
所属…NTT都市開発
パラバドミントンクラス…WH2(車いす)
試合前のゲン担ぎ…おにぎりを食べる。シングルスの前は音楽を聴く(椎名林檎の『NIPPON』)
山崎悠麻選手の戦歴
2017年
- 世界選手権女子ダブルス3位
- ヒューリック・ダイハツジャパン・パラバドミントン国際大会2017女子シングルス1位、女子ダブルス3位
- 第3回ダイハツ日本障がい者バドミントン選手権大会女子シングルス1位
2018年
- スペイン国際大会女子シングルス1位、女子ダブルス2位、ミックスダブルス1位
- トルコ国際大会女子シングルス1位、女子ダブルス3位、ミックスダブルス1位
- ヒューリック・ダイハツジャパン・パラバドミントン国際大会2018女子シングルス1位、女子ダブルス1位、ミックスダブルス1位
- インドネシア2018アジアパラ競技大会女子シングルス3位、ミックスダブルス3位
- 第4回ダイハツ日本障がい者バドミントン選手権大会女子シングルス1位、女子ダブルス1位
2019年
- 第5回ダイハツ日本障がい者バドミントン選手権大会女子シングルス1位
- 日本国際大会女子シングルス3位、女子ダブルス1位
- 世界選手権女子ダブルス3位
- アイルランド国際大会女子シングルス2位、女子ダブルス1位
- デンマーク国際大会女子シングルス1位、女子ダブルス1位
- カナダ国際大会女子シングルス1位、女子ダブルス1位
- トルコ国際大会女子シングルス3位、女子ダブルス3位
- ドバイ国際大会女子シングルス3位、女子ダブルス1位
2020年
- 第6回ダイハツ日本障がい者バドミントン選手権大会女子シングルス1位
※日本障がい者バドミントン選手権6連覇、女子シングルス車いすの障がいの比較的軽いクラス世界ランキング4位、里見選手と組むダブルスは世界1位。
山崎選手の戦歴はスゴイですね。
小学生の時からバドミントンはしていたとのことです。
しかし、高校1年生で交通事故にあって両下肢をマヒしてからは、しばらくバドミントンから遠ざかっていたそうです。
とても、そのブランクを感じさせませんね。







パラバドミントンを始めたきっかけ
交通事故でバトミントンから遠ざかっていた山崎選手ですが、25歳の時に東京国体を観戦に行きます。
その時に同じく開催されていたパラバドミントンの大会を見て「やりたい」と思ったのだそうです。
しかし、その時、山崎選手は第2子を妊娠中。
いったん、諦めますが出産2か月後の2014年10月にパラバドミントンを始めました。
二人のお子さんを育てながら、バドミントンに対する情熱が素晴らしいです。
パラバドミントンに真剣に取り組む転機
家庭を持って競技を続けるのですから、もちろん真剣に取り組んでいたし結果も残してきていた山崎選手ですが、それでも、転機はやってきました。
2016年のアジア選手権大会で当時13歳の中国選手にコテンパンに負けたことです。
「なるようになる。頑張りすぎない。」がポリシーの山崎選手ですが、今まで以上に真剣にパラバドミントンに取り組むようになりました。
山崎選手を支える家族
山崎選手は2011年に職場で出会った3歳年上の篤史さんと結婚します。
2012年に第1子、2014年に第2子を出産します。
やりたいけれど悩んだ時に
山崎選手は第2子出産後、2か月というスピードで競技人生をスタートさせますが、その時に第1子にあたるお子さんのことで悩んでいたそうです。
すると、ご主人の篤史さんが山崎選手に
「やりたいことは何でもやった方がいい。」
と背中を押してくれたのでそうです。
頼もしい優しいご主人ですね。
その他にも、ご主人のお母さんや山崎選手自身のお母さんが、お子さん二人の保育園の送迎や、山崎選手の遠征の時の子育てを手伝ってくださったのだそうです。
山崎選手の夢を支えてくれる家族があって、頑張ってこられたのですね。
カッコいいお母さんと思ってもらいたい
「初めてのパラリンピック 初代金メダリストをめざして!」
そう、2020東京パラリンピックへの思いを表している山崎選手。
100%のお母さんはできないけれど、100%の競技をしないと勝てない。
さみしい思いもさせている我が子に「カッコいいお母さんと思ってもらいたい」と言います。
最高のパフォーマンスと最高に輝くメダルを期待して、精一杯、応援したいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。