新海誠監督『天気の子』の監修と本人役として声優デビュー?したことで有名になった荒木健太郎さんは、イケメンな雲研究家です。
荒木さんの『雲研究家』とは、どんなお仕事なんでしょうか?
また、どんなプロフィールや経歴をお持ちなのか?
その人物像に迫ってみたいと思います。
荒木健太郎さんのプロフィール
氏名…荒木健太郎(あらきけんたろう)
生年月日…1984年11月30日生まれの36歳(2021年8月現在)
出身地…茨城県
家族…妻と子ども(娘さん)
学歴…三重大学大学院生物資源学研究科(博士課程修了)・気象大学卒業
所属…気象庁気象研究所(研究官)
専攻…雲科学・気象学⇒防災・減災のための研究
職業…雲研究家・気象学者
雲研究家とは?
実は、『雲研究家』という職業は荒木さん以外にいません。
というのも、この『雲研究家』は荒木さんご自身が自分のことをそう名乗っているからできた言葉なんです。
荒木さんは雲の動きから今後の天気を予測する、天気予報の的中確立を上げることがお仕事の一つです。
そして、雲をこよなく愛し、多くの人に気象のことをより知ってもらいたい…。という気持ちがあります。
そうすることで、防災や減災につなげていこうと活動をされています。荒木さんらしい職業名ですね。
気象だらけの経歴です
『雲研究家』の荒木さんの経歴です。
- 2003年…慶應義塾大学経済学部在籍
- 2004年…気象庁気象大学校入学
- 2008年…同大学校卒業後、新潟地方気象台勤務
- 2010年…調子地方気象台勤務、日本雪氷学会電子情報委員会委員(現在)
- 2012年…気象庁気象研究所 物理気象研究部 研究官
- 2013年…気象庁気象研究所 予報研究部 研究官
- 2016年…日本気象学会 気象研究ノート編集委員会委員(現在)
- 2019年…気象庁気象研究所 台風・災害気象研究部 研究官、国立研究開発法人 防災科学技術研究所 客員研究官、三重大学大学院 生物資源研究科 協力研究員(以上現在)
もともとは数字が好きでした
現在、TwitterなどのSNSで美しい雲や空の写真をアップしたり、わかりやすい気象の仕組みを発信したりしている荒木さんですが、小さなころは気象には興味がなかったそうです。
荒木さんの好きだったのは『数字』
それで、大学は慶応義塾大学経済学部に進学しているんですね。
でも、なかなか、荒木さんの思っているような学びが難しかったために、生活に関わる分野である気象学に関心が向きました。
そこで、気象大学校に入学。
温帯低気圧の発達について理論研究に取り組んだそうです。
ここでは、荒木さんの得意な数式を毎日のように展開して、一石二鳥の日々だったようです。
積乱雲の一生
ある時、荒木さんは研究に行き詰っていました。
誰にでもあるように、むしゃくしゃして落書きをしました。
それが『積乱雲の一生』。
荒木さん曰く「この時初めて雲目線になれた」のだそうです。
この時に生まれたゆる~いキャラ。
『パーセルくん』⇒空気の塊
と、言うんですが…。
実はこのパーセルくん。
荒木さんの奥様は『ぽんぽん』と呼び、娘さんは『わんわん』と呼びます。
シロクマにも見えるなぁ…。
今、一番売れている気象の本
荒木さんが出している『空の不思議がすべてわかる!すごすぎる天気の図鑑』(2021年4月30日)発売。
子どもにもわかりやすい、そして、気象のなぜ?なに?に答えてくれる図鑑です。
今現在、重版で累計10万部を突破‼
図鑑で3か月で10万部ってすごすぎませんか?
豪雨災害を防ぐ
日本はここ数年、雨による大規模な災害が相次いでいます。
荒木さんは、間近に迫りくる豪雨を、雲の様子から的確に予測しようとしています。
それは、自然を相手にした人間が科学の力で共存しようとしている姿なのかもしれません。
ゲリラ豪雨と言われるのが悔しい
私たちからしてみれば、突然に襲ってくる激しい雨は予測が付きません。
それで、メディアが『ゲリラ豪雨』と呼び出しました。
ちゃんとした名前は『局地的大雨』
荒木さんによると、レーダーで積乱雲の位置や動きを見ていれば、ある程度ではあるけれど予測ができるそうです。
また、それがわかっていればただの通り雨なのだとか…。
だから『ゲリラ』と言われることが悔しいのだそうです。
愛する雲と生きる、荒木健太郎さんまとめ
荒木さんは幼いころから大好きな数学を活かして、雲の変化から大雨などを予測しようとしている気象庁の雲研究家です。
荒木さんは科学の力で雲の動きを解明しようとしています。
何故ならそれは、大きな災害を未然に防ぐことができるからです。
また、人々が天気に興味を持ち、良く知ることで、自分の身を守ることができるようにTV番組やTwitterなどで雲や気象に関した情報を提供しています。
荒木さんの研究が、今後の災害を防ぎ、私たち人間が自然とよりよい共存ができることを願ってやみません。
最後まで読んでくださってありがとうございました。