赤ちゃんのつるつる肌が赤い発疹とともにかゆかゆに(>_<)
赤ちゃんのお顔を見るだけでもつらくなりますね。
こんにちは!JOYです(^▽^)/赤ちゃんのお顔に発疹が出たらまずアレルギーかな?って思っちゃいますよね。
うちの娘も強度の卵白アレルギーで、顔が真っ赤に腫れちゃうし、離乳食はドキドキ(๑° ꒳ °๑)しながら進めました。
アレルギーマーチもかなり心配しました。
食物アレルギーとは?
アレルギーというのはどうやって起こるのでしょうか?
- アレルゲンが身体に入ってくる
- アレルゲンに対して、体内でIgE抗体が作られる
- 同じアレルゲンが再び、体内に入ってくる
- 抗体が再び入ってきたアレルゲンに反応する
- 反応によってマスト細胞から出る化学伝達物質がアレルギー症状を起こす
のだそうです(;^_^A ⇒わかりにくい方はマンガ『働く細胞』をご覧ください(笑)
なので、よく「2回は食べないとアレルギーかどうかはわからない」というのは、まずは食べ物を食べないと抗体が反応するかどうかわからないからです。
本当は無害なはずの食べ物に、私たちの体が過敏に反応して症状を起こしてしまうんですね(´;ω;`)
時々、「初めて食べさせたのに…」と不思議に思うことがありませんか?
そんな時は母乳を飲んでませんか?ママの食べたものがごく微量に出ることがあるといわれています。
通常、母乳は関係ないので、母親への赤ちゃんのアレルゲンの除去は科学的根拠がないとして、勧めていないと思います。
食物アレルギーの症状
大きく分けて9つあります。
- かゆみ・じんましん・湿疹
- 目のかゆみ・充血・まぶたの腫れ
- 口の中の違和感・のどの痛み・イガイガ
- くしゃみ・鼻水・はなづまり
- 咳・ぜーぜー・息が苦しい
- 腹痛・嘔吐・下痢・血便
- 脈がおかしい・血圧低下・手足が冷たい・顔色がわるい
- 頭が痛い・ぐったり・意識がない
- アナフィラキシー(①~⑧が複数あらわれる。)
ほとんどが、赤い湿疹が顔や体に出ます。また、カサカサになる赤ちゃんも多いです。
ここで、ママの悩みはステロイド薬や抗ヒスタミン薬と、どう付き合うかだと思います。
私も当時は赤ちゃん用の雑誌(まだ、スマホやパソコンはなかった💦)を見ると、
ステロイドや抗ヒスタミンの副作用がど~んと書いてあって使うことをためらったことがあります。
でも、ちょっと油断したすきに、上の子が使ったスプーンを横からとってなめていたり、おばあちゃんからアレルゲンの入ったおやつをもらってしまったり…。
すると、湿疹が顔に出て広がっていきます。
それなのに処方されていたステロイドや抗ヒスタミンが使えずに、小児科にそのまま連れて行ったことがあります。
もちろん、注意をされました(>_<)
お薬は処方通りに使っていたら大丈夫なんですよね。
今も、アレルギーの情報がいろいろとたくさんあって、ママやパパはどうしたら良いか悩むことと思います。
そんな、ママとパパにお伝えしたいことはひとつです。
『ママとパパが信頼できるアレルギー専門の小児科の医師のいうことをしっかり守ること』
そうして適切な治療をしていれば、たいていは、成長とともに耐性を獲得(アウトグロー)して、アレルギー反応を起こさなくなります。
※良い保湿剤があったら使ってみるのはOKだと思います。できれば、かかりつけの小児科の医師に相談してからにしましょう。
アレルギー検査について
食物アレルギーの診断はアレルゲンの特定とIgE抗体を証明する必要があります。
- アレルゲンを食べたものを書き留めておく食物日誌や問診で推定
- 血液検査やプリックテスト(皮膚にアレルゲンをつけるテスト)をする
- 食物除去試験(血液検査などでIgE抗体が出ないがアレルギーが起こる場合)
- アレルゲンの確定
この他に食物経口負荷試験といって、医師の管理下でアレルゲンと思われるものを少しずつ食べさせて反応をみる検査もあります。
アレルギー検査はたまに結果がでないことがあります。
私たちは、「殻をかぶっている」という言い方をしますが、アレルギー症状は出るのに抗体がでないのです。
この時に日記が役に立ってきますので、食べたものを書くことは大切です。
検査にかかる費用ですがおおむね1万5000円~3万円くらいだといわれます。自治体の補助(乳幼児医療)などがあればもっと安いと思います。
食物アレルギーと間違えやすい病気
同じようにたべもので起きる病気ですがアレルゲンによるものではない病気です。
《食物不耐症》…体質的に食べ物を消化できない。⇒牛乳を飲むと下痢をするなど。
《食中毒》…食べ物の中の病原体から起こる。⇒ノロウイルス感染症など。
《仮性アレルゲン》…食べ物に含まれている化学物質がアレルギーのような症状を起こす。⇒青魚によるじんましんなど。これは、俗にいうホロセですね。時間がたつと消えます。
素人には判断が付きにくいのでかかりつけ医に受診すると良いと思います。
こんなことに気を付けよう
- 乳糖除去ミルクは医師の診断ですすめられたメーカーのものを使用する。
- 今まで食べていたものでも食べてピリピリするなどして赤ちゃんが吐き出すようなら、それ以上は食べさせない。
- 石けんなど肌に直接使用するものは成分表をしっかり見る。
- IgE抗体がでたからといって自分で判断して除去しない。医師の指導で離乳食をすすめる。
- アレルゲンはおばあちゃんなど周りの人にも伝える。⇒食べたらどんな風になるかも伝える。
- 保育園に行っている赤ちゃんは自治体で専用の診断書があるところもあるので、食事の除去が必要な場合は保育園に相談して専用の診断書の提出をする。⇒これがないと除去食の提供ができません。
- スキンケアはしっかりとする。⇒保湿は大事。
- 爪はこまめに手入れする。⇒ひっかき防止。
アレルゲンに対する管理はきちんとしないといけませんが、ママやパパがあまり神経質になってしまわないようにしてくださいね。
最後は絵本と豆知識
『アトピー性皮膚炎』のアトピーってどういう意味だと思いますか❓
アトピーとはよくわからないとかとらえどころのないという意味だそうです。
この病気が起こる様になったころには、どうしてこんな風に皮膚がなってしまうのか原因がわからなかったためにつけられた病名だと聞きました(;^_^A
絵本は年長~小学生向きですがママやパパがぜひ見てください。
- 『ピーナッツアレルギーのさあちゃん』相野谷由紀・栗田洋子
- 『ジョンとアレルギー』えんどうかおり
- 『いっしょのちがうもの』さるびあ亭かーこ・エイイチ
- 『カユイ カユイ』毛利たぬき・なかのひろたか
- 『ふしぎの山のしんりょうしょ・アレルギーっこ絵本』國本りか・佐藤のりこ
- 『むっちゃんのしょくどうしゃ』藤本りか
- 『食物アレルギーのひみつ』 学研
卵アレルギーがひどく、3歳まで卵を完全除去した娘は中学生くらいまでプリンが苦手でした。
「アレルギーってこんなところにまで影響があるんだ」とショックを受けたこともありましたが、その娘も、今ではなんでも食べて、食べることが大好きな1児の母です。
お子さんが咳き込んだりかゆがったりするとママの方が泣きたくなることもあるかもしれません。
でも、適切な治療を継続して受けることでアウトグローはきます。
ママと赤ちゃんのアレルギー克服をお祈りしています(⋈◍>◡<◍)。✧♡