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鈴木亜弥子(バドミントン)初代女王へ!プロフィールとパラリンピックへの挑戦

いったん現役を引退。

しかし、2020東京パラリンピックでバドミントンが正式種目になると聞いて2015年に現役を復帰すると、2017年には世界選手権で優勝。

今回の2020東京パラリンピックのパラバドミントン14種目のうち、最も金メダルに近いと言われている選手が鈴木亜弥子選手です。

東京パラリンピックで金メダルにかける鈴木亜弥子選手のことをいろいろと調べて見ました。

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鈴木亜弥子選手のプロフィールと戦歴

名前…鈴木亜弥子(すずきあやこ)

生年月日…1987年3月14日生まれの34歳(2021年8月現在)

出身地…埼玉県越谷市

身長・体重…164cm・57㎏

学歴…埼玉県立越谷南高等学校⇒東京経済大学

所属…七十七銀行

パラバドミントンクラス…SU5(上肢機能障がい)

家族…両親と一つ上の姉の4人家族

鈴木選手のご両親はお二人ともバドミントンをされているそうです。

そんな環境もあって、鈴木選手がバドミントンを始めたのは小学校3年生というから、本当のバドミントン大好き一家なんですね。



鈴木亜弥子選手のおもな戦歴

2009年

  • パラバドミントン世界選手権(韓国)⇒女子シングルス1位

2010年

  • アジアパラ競技大会(中国)⇒女子シングルス1位

2016年

  • アイルランド国際大会⇒女子シングルス1位
  • インドネシア国際大会⇒女子シングルス1位
  • 中国アジア大会⇒女子シングルス2位
  • 日本障がい者バドミントン選手権(千葉)⇒女子シングルス1位

2017年

  • タイ国際大会⇒女子シングルス1位
  • ヒューリック・ダイハツJAPANパラバドミントン国際大会⇒女子シングルス1位
  • パラバドミントン世界選手権大会(韓国)⇒女子シングルス1位

2019年

  • タイ国際大会⇒女子シングルス1位・女子ダブルス2位
  • アイルランド国際大会⇒女子シングルス1位
  • パラバドミントン世界選手権大会(スイス)⇒女子シングルス2位・女子ダブルス3位
  • 中国国際大会⇒女子シングルス2位・女子ダブルス2位

途中、2010年から5年間、引退のブランクはありますが復帰してからの怒涛の快進撃が素晴らしいですね。

パラリンピック初代女王へ…

鈴木選手の持っている障がいは『先天的に右腕が肩より上がらないこと』です。

持って生まれたこの障がいを鈴木選手はものともせずに、ずっと、健常者の中でプレーしてきました。

中学生の時は関東中学生バドミントン大会で優勝。

越谷南高校でも、インターハイ団体戦16位。全日本ジュニアバドミントン選手権大会でダブルス準優勝。

東京経済大学に進んだ後も、1年生でインカレに出場しています。

鈴木選手はラケットを持たない右腕の動きが、障がいのためにうまくいきません。

そのため、反動がつかないので強いショットは打てないのですが、「相手の苦手なコースに打つこと」が得意です。

それで、健常者の中でも成績を残してこられたのですね。



バトミントンからパラバトミントンへの転身

そんな、鈴木選手も大学3年生の時に全く勝てなくなってしまします。

落ち込む鈴木選手にパラバドミントンへの転向を勧めたのは、お父さんでした。

すると、初参加となった2009年の世界選手権で優勝。2010年の広州であったアジアパラ競技大会で金メダルを取ります。

あっという間の快進撃でした。

しかし、この当時はパラバドミントンはパラリンピックの種目にはありませんでした。

目標をなくした鈴木選手は引退します。

この時、鈴木選手は23歳でした。

東京パラリンピックの正式種目にバドミントンが決まった

世界選手権で金メダリストとなり、普通のOLに戻った鈴木選手に転機が訪れました。

それは、2020東京パラリンピックの正式種目にパラバドミントンが入ったことです。

5年間のブランクはありましたが、ご両親のバックアップもあって2015年に復帰を決意。

体力と試合の勘を取り戻すためにに2016年『七十七銀行』へと職場も変えます。

七十七銀行はバドミントンの社会人チームを持っているからです。

鈴木選手は、ここで健常者のチームメイトと同じようにバドミントンに取り組んでいます。

ちなみに、バドミントンの練習をしていない時は普通に行員さんとして働いていらっしゃいます。

鈴木選手の持ち味とライバル楊秋霞選手

鈴木選手の持ち味は『正確なショットと相手の動きを冷静に極める力』『相手を揺さぶるフェイントや強さを変えて打つショット』です。

それらを武器に、パラリンピックパラバドミントンSU5クラス初代女王を勝ち取るために現役復帰をして頑張ってきました。

それほど、パラリンピックへの思いが強いんですね。

しかし、そんな鈴木選手の前に大きく立ちはだかる選手がいます。

それは、鈴木選手の一番のライバル、中国代表の楊秋霞選手です。

鈴木選手は2018年のアジア大会で楊選手の粘り強さに敗れています。

初志貫徹!ぜひとも、初代女王の座・金メダルを勝ちとってください。応援しています。

最後まで読んでくださってありがとうございました。